糖鎖を形態学的に解析する技術の確立

糖鎖を形態学的に解析する技術の確立 Establishment of the histological techniques to analyze the detailed

植物レクチンは、糖鎖を標識するためのツールとして古くから形態学的解析に用いられてきました。例えば、血管内にトマトレクチンを投与することで血管内皮細胞を標識したり、消化管の粘液を染め出したりすることができます(図1)。しかし、植物レクチンの糖鎖結合特異性は抗体に比較して低く、特異的であるとは言えません。生体内における糖鎖の動態を細胞レベルで明らかにするためには、特異性の高い解析ツールが重要になります。本研究では、糖鎖の詳細な構造を組織切片上で、そして、できれば電顕レベルで解析できる技術の確立を目指します。

図1. 植物レクチンにより染色した網膜の血管(左)と小腸杯細胞の粘液(右)