研究室概要

当教室は、解剖発生学教室とともに医学研究院・解剖学分野に属します。教室に残されている資料から読み解くと、解剖学第三講座は医学部開学当初から設置されていたようですが、教授は長く空席のままで、1959年に初代教授として伊藤隆先生が着任され、1985年に阿部和厚教授が教室を継がれています。1998年生体機能形態学講座と名前を変えた後、2002年に岩永敏彦教授が教室を継承され、2003年の機能形態学講座を経て2007年に現在の組織細胞学教室になっています。2019年に岩永教授が退職され、2020年に藤山文乃が着任しました。 初代の伊藤教授は、着任に際して恩師から「勇気ヲモテ」という言葉を贈られたそうです。その言葉を私も噛み締めさせていただき、研究・教育ともに「機能は構造に現れる」という真実を追求していきたいと考えています。また、学生の皆さんとも、研究の楽しさを共有できればうれしく思います。