post-embedding法によるGABAA受容体の同定

免疫組織化学は「シナプス部位は裏打ちタンパクが多いため、抗体の浸透性が低い」という手法上の弱点があるが、私が英国留学中に開発段階から関わった凍結置換によるpost-embedding免疫電験法は、ナノメートルの厚さの切片上で免疫染色をおこなうことで、この弱点を克服できる。この手法を用いて、投射神経の側枝同士のシナプスと、内在性神経細胞との間のシナプス部位とで、GABA含有量、GABA受容体の量を比較した。

post-embedding法によるGABAA受容体の同定

本研究に関する発表論文

  • Fujiyama F, Fritschy J-M, Stephenson FA, Bolam JP./ Synaptic localization of GABAA receptor subunits in the basal ganglia of the rat. .
    The Basal Ganglia VI. New York: Kluwer Academic/Plenum Publishers pp. 631-640, 2003