ドーパミン神経細胞は線条体に投射していることが知られていますが、私は、この投射終末が、実際にこの線条体神経細胞にシナプス入力しているのか いないのかを知りたいと考え、二つの異なる組織学的手法で線条体神経細胞を黒、ドーパミン神経終末を茶色で可視化し、pre-embedding免疫電顕法を行いました。さらに、シナプス入力を精緻にかつ広範囲に見るために、より高倍率の電顕写真を手動ではり合わせる手動コネクトームを行い、ドーパミン神経軸索が線条体神経細胞にシナプス入力していることを明らかにしました

本研究に関する発表論文
- Fujiyama F, Masuko S.
Association of dopaminergic terminals and neurons releasing nitric oxide in the rat striatum: an electron microscopic study using NADPH-diaphorase histochemistry and tyrosine hydroxylase immunohistochemistry.